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環境考察:2.3EX1環境を振り返る

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クロエ
クロエ
2.3EX1環境が終わろうとしています。
自分はあまりレベルは高くないですが環境を振り返ってみようかなと思ってテキストを書いてみました。
人によってそりゃ違うだろうというのは当然あると思いますがあくまで自分が見てきた環境ということでご容赦願います。

ver2.3EX1環境期間は大きく
  • 1期(3/20~4/25まで。2.3EX1リリース日からパラメータ調整前日)
  • 2期(4/26~6/6まで。パラメータ調整日から2.3EX2稼働前日)
に別れます。正確にはイベント報酬追加やマンスリートーナメント報酬追加で細かく変化はありますがそこらへんは割愛して大きな変化で分けてます。



■1期【2018年3月20日~4月25日】

主な出来事としては以下。
  • 2.3EX1稼働開始
  • パラメータ調整
  • マンスリートーナメント開始
目立ったデッキタイプを見ていきます。

【アタランテ運用】

この頃は前期で活躍した《獣王女アタランテ》がまだ猛威を奮ってました。デッキタイプというより使われ方の解説になります。《アタランテ》は色んな変遷を経てきましたが、この頃の使われ方としてはデッキの構成として《アタランテ》ともう一体の獣ユニットだけ獣ユニットを投入する形で構成。序盤に《アタランテ》の特殊召喚で展開、中盤以降はデッキのメインの勝ち筋で攻めるといったもの。相手の態勢が整う前に展開し、最高に回ればそのまま勝ってしまったり、最低でも2~3点取れれば十分に仕事をしたことになります。もう一体の獣ユニットは赤なら《ミノタウロス》、黄なら《光速のカプリコーン》、青なら《魔性の妖狐》《空腹のハーピー》という組み合わせをよく見ました。

この2枚セットがまるでタッチ運用のように機能したためどのデッキにも入れやすくランカーリプレイで《アタランテ》を見ない日はないと言っても過言でなかったです。2.3EX1で登場した《シャドウ・アリス》《灼熱の大地》のコンボや《シュネーヴィッツェン》などはこの展開された《アタランテ》盤面をひっくり返すことを前提にしたメタカード的な要素も多分にあったと思われます。実際これらで処理される場面は増え《アタランテ》有利がかなり減ってはいましたが、逆に言えばそこまでしないと対抗出来ないほど強かったと言えます。《アタランテ》は相変わらず有力なカードとして採用され続けました。

以下の動画は《アタランテ》と選ばれ消滅要素を合わせたもの



【青紫オークション】

《オークション》のコストを軽減して一気にダメージを奪うタイプがヘイトを集めていたため、パラメータ調整により5回使い切った時の2ダメージが1ダメージになりましたが、むしろこの事が《オークション》の目的をはっきりとドローにシフトさせました。また4月マンスリー報酬の《幻怪のレイシー》がデッキの方向性とガッツリ噛み合ったため、青紫オークションというタイプが一線級に通じるデッキにのし上がりました。《オークション》《大航海時代》《ジャック・オー・ランタン》で軽減しドローと紫のカードでCP増で一生回し続けるムーブという地獄のようなムーブでした。

以下は恐らく最初にランカーリプレイに乗った対戦動画



他に環境のトップに存在したものとしては選ばれ消滅《シュネーヴィッツェン》が追加された紫など。これらは前環境から強かったデッキ構成に調整された要素を追加された形です。上記の2つのデッキタイプはこの時期までにしか存在しなくなったデッキタイプとして紹介しました。



■2期【2018年4月26日~6月6日】

主な出来事としては以下。
  • パラメータ調整
目立った調整は
《獣王女アタランテ》の弱体化
・《オークション》死亡
《絶魔王アスモデウス》強化
《パーフェクトテリトリー》強化
など。

2.3EX1環境は以前のデッキタイプが環境に影響を及ぼしていましたが今回の下方の影響はさすがに大きかったです。

アタランテ運用はコストがCP3からCP4になったことでさすがにブレーキがかかりました。純粋に重くなったことで動きが遅くなり、また《アタランテ》《アタランテ》を呼ぶことが出来なくなったため展開力が衰え「事故勝ち」のようなことはほぼなくなりました。まだ使えなくもないですがトップ環境にいるには難しいレベルには落ち込んだことは確かです。

青紫オークション《オークション》のドローするタイミングがターンエンドになったことで完全に機能しなくなりソリティアは不可能になりました。青紫自体はすごくシナジーがあるためレベコンとして全然使いやすいデッキタイプではありますがもうその筋の職人しか使っていない印象です。

そしてこの時期に目立ったデッキタイプが以下です

【選ばれ消滅】

以前から存在しましたが調整の弱体化を受けなかったためトップの位置を維持。《宇宙の歌姫アイリーン》フェイク&メイクなどで《選ばれし者》を増やして消滅カードを一気に増やしたり《天竜ヘブンズドラゴン》を複製することで基本コストを一気に下げる運用でかなり早い段階でプレイ。この展開がうまくいってると《ヘブンズドラゴン》が早くて3ターン目に出てきて盤面を制圧します。また中盤以降は《光翼神ホルス》を重ねて育てさらにLv.3状態の《ホルス》を作成するといったムーブで、終盤まできっちり勝ち切るストーリーがあるデッキタイプです。

対策側も研究が進み《ヘブンズドラゴン》では消せない種族ドラゴンを採用したり《ヘブンズドラゴン》を倒すことが出来る《ドラゴンスレイヤー》が採用されるなどメタが回りましたが、選ばれ消滅側もそれに対抗する形で《ドラゴンスレイヤー》を採用することもありました。また今まで一部の人間しか使っていなかった《魔軍総帥アスタロト》が採用されたりもしています。現在に至るも間違いなくメタの中心にありますね。

以下はインセプレベコン対策も込みの選ばれ消滅の対戦動画



【インセプレベコン】

上位環境から《アタランテ》がいなくなったことも関係しているのでしょう、紫のインターセプトのレベルを上げる能力を使ったインセプレベコン(人によってはアトロポスコントロールなど)と呼ばれるデッキタイプがこの時期から注目を集めてきました。インターセプトのレベルを上げLv2以上のインターセプトをプレイすることでダメージなどを発動するユニットで戦うデッキです。それまでは種族:魔導士にそういう能力が多い、くらいの位置づけだったのですが、《抑制剤》《封札の紫呪印》などコストがかからず相手ターンにも発動可能なインセプが使われるようになってから加速度的に研究が進んでいった感じがあります。

今まで種族CIPなどでダメージが飛ぶ砲台ユニット(昆虫の《パピヨンガール》とか、舞姫の《丹花のリンリン》とか)はそれなりにいましたが大体その機能を持ったものはその種族で1種類とかなのに、「Lv2以上のインセプカードが発動するだけで効果を発揮する」ユニットが現在3種類(《アトロポス》《魔法天使レリエル》《美将ルキフグス》)存在しているためかなり優遇されている砲台ユニットを持つデッキタイプとも言えます。

以下はインセプレベコンのほぼ理想的な動きを体現した対戦動画



【アスモレッド】

《夜魔女王リリス》を採用した赤単もまたよく見るようになってきました。《リリス》がBP低下・火力低下と弱体化され一時期減っていたのですが《絶魔王アスモデウス》が自身のみでスピードムーブを持てるようになったため、このタイプ特有の安定しないトリガーゾーンに頼ることなくフィニッシャーとしての仕事を果たせるようになったわけです。恐るべき攻撃力と打点力を有するこのデッキですが秩序の盾持ちを多く有するインセプレベコンやBPが高い加護持ちの選ばれ消滅など突破出来ない盤面も多々あるため相性も大きく作用する点がありますね。

以下は《アスモデウス》で7点もぎとっている対戦動画



【アポピス】

《邪龍アポピス》型のゾンビユニット(捨札から場に出てくるユニット)を利用するタイプもまた見るようになりました。基本的な構造はそれ以前とそこまで変わっていないのですがそれまでと比べて大きな変化があるとしたら《闇神・ツクヨミ》《神令のマスティマ》コンボが2.3EX1で追加になったことでしょうか。沈黙させた上でふっ飛ばすため相手の除去耐性関係なく一方的に盤面有利を取ることが出来ます。どのデッキにも刺さるハンデスからの《甘露なる苦汁》でCPを確保し《アポピス》をプレイするというルートが確立されてきたことで多少のリセットを食らってもすぐ体制を整えられることや、《ヘブンズドラゴン》などの加護持ちを倒せる《邪眼天使サリエル》など青の普遍的な強さが集約している部分があります。

以下はツクマスコンボが特に噛み合った対戦動画



【紫】

最後に紫です。効率良く紫ゲージを溜めてゲージ消費するけど優秀なカードを使っていくという紫ならではの動きを突き詰めたものです。《シュネーヴィッツェン》は2.3EX1が出た当初から注目されていましたがあっという間に紫の必須カードになりました。ゲージを全消費するとはいえゲージ以下のコスト域の相手のユニットだけ根こそぎ吹っ飛ばすというその消費に見合うだけの超強力な能力を持っています。これは5CPで《聖剣・エクスカリバー》をプレイしているに等しい(下手するとそれ以上)です。また選ばれ消滅への対策をも兼ねた《闇に巣食いし絶望》(種族ドラゴンなので《ヘブンズドラゴン》のCIP消滅効果が効かない)をよく見るようになりました。他の構成は《妖精王オベロン》《災禍の悪女・妲己》《魔天ルシファー》など人によって採用構成は違いますが《シュネーヴィッツェン》《闇に巣食いし絶望》は大体どのデッキにも入ってる印象です。

今の紫はダメージ・破壊・消滅・BPマイナス・トリガー破壊・手札破壊と他の全ての色の特徴を併せ持つ部分がかなり煮詰まってきていて除去においてスキがなく大体どんな状況にでも対応できる構成が整ってます。この全方位的な強さは正直驚異的と言えるでしょう。

《闇に巣食いし絶望》によって追い詰めていく紫の対戦動画



その他

面白いものとしては《パーフェクトテリトリー》。沈黙耐性を持つことでそれまで弱点の一つだった沈黙にも耐えられるようになりました。主な使い方としては強力なシステムユニットを1ターン生き延びらせることで次のターンにその有利を継続させることです。今の所目立っているのは《海王ポセイドン》《魔眼王バロール》につけることでしょうか。こんな強すぎる除去耐性があったら勝負が一方的になってしまう場面が多くなるのでは?と懸念されましたが現在のところそこまではいってない感じですね。


まとめ

なんらかの一方的な強さを誰かが発見し調整をされてしまうというCOJならではの良くない流れもありましたが、現在の環境はかなり多様なデッキが見られるようになってきたと自分は思います。特に2.3EX1の2期はTCGならではのメタの巡り合わせが顕著でプレイヤーの対策の動向は見ていて非常に面白かったですね。

あとこの時期から始まったマンスリートーナメントはこれは当たり企画だなと。大会モードの便利さはもちろんですがプレイヤーのモチベーションに多いに貢献している部分があると思ってます。(報酬カードが露骨に強いのは気にはなるのですが)

次の2.3EX2環境にも多いに期待したいところです。
 
更新日時:2018/06/06 04:38
(作成日時:2018/06/06 04:21)
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